Time Machineのローカルスナップショットとは。削除する方法
Time Machineのローカルスナップショットは、macOSがMac自体に保持する、起動ディスクのある時点の記録です。tmutil listlocalsnapshots / で一覧表示でき、tmutil deletelocalsnapshots のあとに日付を続ければ1つ削除できます。
ほとんどの場合、その必要はありません。macOSはスナップショットを約24時間後に削除し、ディスクの空きが少なくなればもっと早く削除します。このガイドでは、スナップショットとは何か、どんなときに削除する意味があるのか、安全に削除する方法を説明します。
ローカルスナップショットとは
Time Machineがオンになっていると、macOSは、MacのファイルシステムであるAPFSの機能を使って、起動ディスクのスナップショットを定期的に作成します。スナップショットはフォルダではなく、ファイルの2つ目のコピーでもありません。この瞬間の状態をすべてそのまま保持する、という記録です。
スナップショットがあれば、バックアップドライブが接続されていなくても、1時間前に変更したり削除したりしたファイルを復元できます。Time Machineは、バックアップの整合性を保つためにもスナップショットを使います。
領域を使う理由
新しいスナップショットは、ほとんど領域を使いません。まだ何も変わっていないからです。代償はあとから現れます。ファイルを削除したり上書きしたりしても、スナップショットがまだ参照しているあいだは、古いデータを解放できません。
これが、よくある紛らわしい状況の原因です。大きなフォルダを削除してゴミ箱を空にしたのに、空き領域がほとんど増えない、という状況です。ファイルは見えなくなっていますが、スナップショットが期限切れになるまで保持されています。
macOSは、この領域をパージ可能なものとして扱います。Finderはこれを利用可能な数値に含め、何かが領域を必要とすればシステムが解放します。そのため、数値が心配に見えるときでも、スナップショットがファイルの保存を妨げることはほとんどありません。
Mac上のスナップショットを一覧表示する
ターミナルを開き、下記のコマンドを実行します。一覧表示するだけです。各行の末尾に日付と時刻があり、削除するときはこれがスナップショットの名前になります。
ディスクユーティリティでも確認できます。「表示」>「APFSスナップショットを表示」と選択し、サイドバーでデータボリュームを選択します。下部の表に、各スナップショットが、作成日と、そのスナップショットだけが占有している領域のサイズとともに表示されます。
この一覧のすべてがTime Machineのものとはかぎりません。macOSはアップデートをインストールするときに独自のスナップショットを作成し、一部のバックアップアプリも独自に作成します。Time Machineのものだとわからないスナップショットには、手を付けないでください。
tmutil listlocalsnapshots /そのままにしておくべき場合と、削除してよい場合
通常は、そのままにしておきます。およそ1日後に自動的に削除され、領域が逼迫すればもっと早く削除されます。待っても何も失わず、安全網も保たれます。
削除するのが妥当なのは、次のような場合です。
- macOSアップデートのインストールや大きなプロジェクトのコピーなどのために、今すぐ大量の領域が必要で、インストーラやアプリが自動的な整理を引き起こさない場合。
- 意図的に大量のデータを削除した直後で、空き領域の数値にすぐ反映させたい場合。
- ディスクのパーティション作成アプリや仮想マシンのアプリなど、空き領域を直接読み取るツールが、パージ可能な領域を数えないために続行を拒否する場合。
tmutil でスナップショットを削除する
スナップショットを1つ削除するには、一覧から日付スタンプを取り、下記の1行目のように deletelocalsnapshots に渡します。例の日付は、自分の一覧にあるものに置き換えてください。削除されるのは、そのスナップショットだけです。
macOSに判断を任せるには、2行目の thinlocalsnapshots を使います。指定したバイト数まで、スナップショットから領域を解放するようシステムに要求するもので、ここでは200億、つまり20 GBです。最後の数字は緊急度で、1から4まであり、4が最も積極的です。最も古いスナップショットから先に削除されます。
もう一度 tmutil listlocalsnapshots / を実行して、結果を確認します。Finderに表示される空き領域が追いつくまで、少し時間がかかることがあります。
tmutil deletelocalsnapshots 2026-10-10-093015
tmutil thinlocalsnapshots / 20000000000 4ディスクユーティリティでスナップショットを削除する
ターミナルを使いたくない場合は、ディスクユーティリティでも同じことができます。「表示」>「APFSスナップショットを表示」と選択し、データボリュームを選択して、表の中のスナップショットをクリックし、その下のマイナスボタンをクリックして、確認します。
どちらの方法でも、失われるのは、その時点の状態のファイルをMac自体から復元できるという機能です。Time Machineのドライブにすでに保存されているバックアップには影響せず、Time Machineはスケジュールどおりに新しいスナップショットを作成し続けます。
スナップショットを防ぐためにTime Machineをオフにしないでください。スナップショットはバックアップを取ることの副産物であり、大切なのはバックアップです。
Diskzyでのスナップショットの表示
Diskzyの「System Data, explained」(システムデータの内訳)ビューは、macOSの「システムデータ」を名前の付いた部分に分け、それぞれにサイズとラベルを表示します。スナップショットはそこに「Managed by macOS」(macOSが管理)として表示され、Diskzyは削除を提案しません。
それがこのビューの目的です。「システムデータ」のうち、どのくらいが自然に戻ってくるスナップショットの領域で、どのくらいが自分で対処できるものなのかがわかります。
よくある質問
- Time Machineのローカルスナップショットは削除しても安全ですか?
- はい、tmutil かディスクユーティリティを使えば安全です。失われるのは、バックアップドライブなしでその時点から復元するという選択肢です。ファイルと、Time Machineのドライブにあるバックアップには影響しません。
- ファイルを削除したのに空き領域が増えなかったのはなぜですか?
- 削除する前に作成されたローカルスナップショットが、まだそのデータを保持しているからです。領域は、スナップショットが期限切れになったとき(通常は1日以内)か、スナップショットを削除したときに解放されます。
- macOSはローカルスナップショットをどのくらいの期間保持しますか?
- 約24時間です。空き領域が少なくなると、macOSはもっと早く削除します。
- Time Machineを使っていなくてもローカルスナップショットは存在しますか?
- Time Machineのスナップショットは、Time Machineがオンになっている場合にだけ作成されます。それでも、macOSがアップデートのインストール時に作成するものや、他社製のバックアップアプリが作成するものなど、ほかのスナップショットが表示されることがあります。
- macOSがローカルスナップショットを作成しないようにできますか?
- Time Machineバックアップをオフにする以外に方法はなく、それはおすすめしません。スナップショットは自動的に片付けられますし、バックアップを失うことは、スナップショットが1日のあいだ押さえる領域よりもはるかに大きなリスクです。
関連ガイド
- Time Machine local snapshots(APFS snapshots, not a folder)
- sleepimage/private/var/vm/sleepimage
- swapfile/private/var/vm/swapfile0
- Trash~/.Trash
- iPhone and iPad backups~/Library/Application Support/MobileSync/Backup
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